アシスト・ワーク神木は、障がい者が社会人として、地域社会を送れるよう援助しています。
2000年の4月に障がい者地域作業所として利用者10名でスタートした
「アシスト・ワーク神木」は今年で11年目を迎えます。
2007年4月には、特定非営利活動法人アシストが運営する
障害者自立支援法の就労継続支援B型として新たなスタートをきりました。
この10年は清掃作業を中心に援助活動を行っていくという、
新しい取り組みに試行錯誤の連続でありましたが、
皆様方のご支援・ご協力のお陰で現在に至ることが出来ました。厚く御礼申し上げます。
そして今年度アシスト・ワーク神木のスタートの地であった神木事務所を閉鎖し、
高津区千年に拠点を移し、利用者33名・清掃現場数65ケ所で新たな第一歩を踏み出しました。
私達は現状に満足することなく、アシスト・ワーク神木を利用する人達が、
経済的側面も含めて地域中で自立した生活が送れるように
今後も援助活動に努めていく所存でおります。
清掃の目的
- 清掃という作業・出張作業という作業形態を通して、福祉的就労の場を確保すると同時に企業就労をも積極的に視野に入れながら障碍を持った人達が一人の社会人として安定した地域生活を送ることが出来るように援助する。
- 企業就労していた障碍者が定年を迎えたり、高齢化によって企業の生産ペースについていけなくなった後の福祉的就労の場(就労していた企業への出張作業を原則に) を確保すると同時に次へ のステップの橋渡しを援助していく。
- 清掃作業及び請負作業において企業に出張して作業を行う形態して、福祉的就労の場を確保していく。
基本理論
- 障碍を持っている人達が、そのニードに応じて地域の中でごく当たり前の生活が送れるように援助を行う。
- より企業形態に近い内容で「働く」ことに対する援助を行う。
- 人権に配慮し、「自己選択」・「自己決定」・「自己責任」を最優先に尊重し、必要に応じて助言・援助を行う。
- 画一的な援助ではなく、個々の状況に即した援助を行う。
- 自己完結を追求するのではなく、特色・特徴を全面に出しながら、各種関係機関と連携をとりネットワーク化の中で援助を行う。
- 視野を広く社会全体に向け、地域の社会資源をフルに利用した援助を行う。
- この活動を通して、社会意識の変革を追求していく。
営業内容
- 働くことに関する援助事業
- 清掃作業・出張作業
- 就労およびアフターケアーに関する援助事業(新雇用形態の追求)
- 企業就労をしていて定年等を迎える人達への援助事業(福祉的就労の場としての提供・老人福祉への橋渡し)
- 個人生活に関する援助事業(将来的な課題としてグループホーム等の検討)
- 余暇に関する援助事業|社員独自企画の余暇活動へのサポート(暑気払い・忘年会・社員旅行)
- 健康に関する援助事業(健康診断)
- 周知と理解に関する事業(地域社会の理解と啓蒙・企業内における理解と啓蒙と意識変革)
- 各種関係機関との連携(企業・福祉事務所・ハローワーク・施設・作業所・学校等)